「気持ち」こそ大切

大宮営業所 所長

私は「気持ち」という言葉が好きです。人を思いやる「気持ち」、自分にきびしくする「気持ち」……。営業所長としての私の仕事は、空車率をチェックすることからはじまる、トラック全体の運行効率、採算を管理することが中心ですが、本質はドライバーをはじめとする次世代を担う人材を育てることにあると思っています。何かの縁があって同じ職場で一緒の時を過ごすわけですから、TOSUIを「人生にいいことがある場所」と思ってもらいたい。一人ひとりの「気持ち」を大事に受けとめ、気遣いを忘れないようにしています。

TOSUIは「担当車両制」といって、ドライバー一人ひとりに専属のトラックを貸与し、各自が「自分のクルマを使う」意識で仕事をしています。自分の車両については、オイル交換やタイヤ交換など、管理・整備についてまで責任をもってもらいますが、それがモチベーションにつながっていると同時に、同業他社と比較しても恵まれた条件であると自負できます。こうした物理的な待遇に加え、私は各人の長所を見極め、個性が活かせる業務内容を振り分けるように心がけています。スタッフたちは、キャリアの長さや年齢層に関係なく「この仕事に関しては自分が責任者」という意識を強くもっています。言うまでもなく配送は、一人ひとり別々に行う仕事。スタッフ同士顔を合わせるのは限られた短い時間ですが、現場はみんな仲間意識が強い。なぜなら、お互いをプロとして尊敬し合っているからです。

物流の仕事は時間が不規則、あるいは一定しないというイメージがあるでしょうか? 実際は繁忙期を除けばそんなことはありません。平日もプライベートにあてる時間は十分にあります。私は7年前からロードバイクを始め、現在はランニングにはまり、ほぼ毎日帰宅してから10キロ程走っています。勤務環境は刻々と改善されています。進化するTOSUIの物流現場をぜひ一度見に来ていただきたいと思います。

鈴木

 


一人ひとりに経営者感覚

大宮営業所 ドライバー

写真にあるTOSUIのトラックたち。……どのくらいの価格がするかわかりますか?7トンベースなら3桁万円の後半ほど。私はTOSUIでのキャリアが30年近くになりますが、現在乗っている7トン車は通算で6台目。担当する業務が変わるという節目もあり、今回は新車が提供されました。私がベテランだからではなく、TOSUIでは新人であったとしても、区別なく新車を与えられることがあります。トラックを「自分のクルマ」として大切に使い、手入れをするうちに、ドライバーは各自主体性をもって仕事に取組むようになる。そして「自分に任された業務については自分が経営者」という感覚が自然に芽生えるのです。

会社がスタッフを大切にしている姿勢が現場に伝わってくるから、ドライバーはトラックと積み荷の扱いに向上心を欠かさない。……この信頼関係はTOSUIが他に誇れる企業文化だと思います。好条件、そして安心して仕事を続けていける環境があるから、私が在社している間だけでもメンバーの顔ぶれはほとんど変わっていません。それどころか、一度辞めた人が戻ってきて再び入社した例があるほどです。

世間一般に思われがちな「物流ドライバーは一匹狼」というイメージはTOSUIには当てはまりません。普通免許で入社し、キャリアを積みながら時間や費用など会社のバックアップを受け、大型免許とフォークリフトの免許を手にしたメンバーも相当数います。よくイメージをもたれる力仕事というより、ドライバーの仕事の本質は、運転技術とお客様への対応力、営業力が試される方向に変わってきていると思います。

配送の仕事が体力的にハードというのは昔の話。私が今プライベートでハマっているのは、ソフトボールなんです。転居を機に町内会のチームに誘われ、ほぼ毎週日曜、練習に試合に盛り上がって過ごしています。ポジションはキャッチャーです!